全日本ロードレース、なんもわからん (2)―世界選手権ライダーはどうやってここまで来た?

前回は「全日本ロードレース各クラスの王者が翌年どこで走ったのか」について調べました。 世界への道を考えると、ST1000からEWCやMoto2へ、JSB1000からWorldSBKやWorldSSPへ進んだ例もあり、道は1つではなさそうです。ただ、J-GP3はよくわからないままでした。「Moto3への育成」の側面があるはずなのですが、J-GP3の王者を追うやり方では不十分だったようです。

逆に考えるんだ……

日本から世界というルートで見ると分からないのであれば、現在MotoGP・Moto2・Moto3を走っている日本人の経歴を逆に辿ればなにか見てくるかもしれません。というわけで、2026年にオートバイ世界選手権シリーズでレギュラー参戦している5人の経歴を遡る形で調べてみたいと思います1。意外(ファンには常識か)な結果になりそうです。まぁ日本のレース人口がどのくらいなのかわかりませんが、トップオブトップの5人の経歴から一般的なことを言うのは危険だとは思いますので、その辺は気をつけたいと思います。

一応事前予想

J-GP3である程度結果を出してからアジア・タレント・カップとかに参戦、そのままMoto3に参戦しているのでは?? 仮説ですらないです。なにせ何も知らないので。そもそもアジア・タレント・カップ(ATC?)とか名前聞いたことあるなぁ、くらいのレベルです。

調査方法

例によってChatGPTによる調査です。

まずは並べてみる

Moto3フル参戦開始 ライダー 生年月日/参戦開始時の年齢 直前年の主な参戦先・成績 Moto3までの主な経路 確認できた全日本J-GP3歴 J-GP3での区分
2017 佐々木歩夢 2000/10/4/16歳 2016 Red Bull Rookies Cup 王者、CEV Moto3 6位 筑波J-GP3+ATC → Rookies Cup+CEV → Moto3 今回確認できた国内実績は2014筑波選手権J-GP3 2位
2019 小椋藍 2001/1/26/18歳 2018 CEV Moto3 5位、Moto3 WCにも参戦 筑波J-GP3 → ATC+Rookies Cup → CEV → Moto3 2014筑波 3位、2015筑波 2位
2020 山中琉聖 2001/11/6/18歳 2019 CEV Moto3 5位、Moto3にも複数参戦 MFJアカデミー → 筑波J-GP3+ATC → Rookies Cup+CEV+全日本 → Moto3 2017 14位、2018 24位 通常J-GP3。当時はChallenge導入前
2022 古里太陽 2005/7/12/16歳 2021 Asia Talent Cup 王者、Rookies Cup 11位 全日本・特別参戦 → 通常J-GP3 → ATC+Rookies Cup → Moto3 2019特別参加、鈴鹿2位。2020通常参戦 6位・1勝 特別参加 → 通常
2026 三谷然 2007/3/27/18歳 2025 JuniorGP 11位、Rookies Cup 7位、Moto3にも代役参戦 MFJアカデミー → 筑波J-GP3 → 全日本Challenge → ATC → JuniorGP+Rookies Cup → Moto3 2022総合 10位・Challenge王者、2023総合18位、2024総合13位 Challenge → 通常
Moto3にフル参戦開始した時期でソートして並べてます。いやみんな若いなこれ。Moto3が若手向けなのでそうなるんでしょうね。すごい世界だ。 さて、ATCとかCEV Moto3とか正直見慣れない単語も並んでいますので順番に見ていきましょう。

Moto3にたどり着くまでの世界の流れ

2026年現在のところはRoad TO MOTOGPを参照したほうが良さそうです、と思って一読しましたけどこれはこれでわからん。一旦整理していきましょう。

Asia Talent Cup(ATC)、(現Idemitsu Moto4 Asia Cup)

2014年に設立された、アジア・オセアニア地域の若手育成のためのワンメイクレースシリーズ、らしいです。佐々木選手は2014年から、小椋選手は2015年からそれぞれ参戦しています。車体はNSF250R。 選手権と違って応募→書類選考→セパン(マレーシアのサーキットっぽい)でセレクション、という流れの選抜育成プログラムみたいですね。2026年からMoto4 Asia Cupという名前に改称されたようです。これは分かりやすい。

Red Bull MotoGP Rookies Cup

ATCの世界版らしいです。世界中から選抜された若手選手がKTM RC 250R Rookiesという車両に乗って競うそう。 しかもMotoGP欧州ラウンドに併催されていて、2026年は7大会14レースあるそうです。 つまりMotoGPと同じサーキットで世界中から選抜された才能同士と競い合う、ということでハイレベルな競争が行われている、とみることができます。ここからMoto3に上がることもできるようです。 なお、ATCを卒業してからRookies Cupへ進むという厳密な昇格制ではなく、両方に同じシーズン参戦することも可能みたいです。佐々木選手は2015年、古里選手は2021年にATCとRookies Cupに同時参戦しています。

CEV Moto3/JuniorGP

これが一番ややこしいですね。CEVというのはスペインのロードレース選手権のことらしいです。ただ、MotoGPライダーの育成拠点としてスペインが注目されて?外国人も大量に参加するようになってしまい国内選手権としての体が保てなくなってきたという問題があるようです。スペイン人の育成に支障が出ちゃうんでしょうね。 名前も スペイン選手権FIM CEV Repsol → Moto3クラスが FIM Moto3 Junior World Championship → 2022年からシリーズ全体を FIM JuniorGP とコロコロ変わっているようです。 上のRookies Cupとの最大の違いは「ちゃんとチームに所属してMoto3レーサーを走らせていること」のようです。イコールコンディションでライダーの技量だけを競うのではなく、JuniorGPではレーシングチーム所属のライダーとしてどう過ごすか、という話ですね。そうなるとMoto3の2軍、みたいな位置づけが理解しやすいかもしれません。にしても単にMoto3っていうとMotoGPの中のMoto3なのか、レギュレーションとしてのMoto3なのか、ややこしいですね。 RookiesCupとJuniorGP、どちらもMoto3への道となりますが両方ともに参戦してもOKみたいです。 ここまでの部分だけ整理すると

                 Asia Talent Cup
                         │
             ┌───────────┴───────────┐
             ▼                       ▼
     Red Bull Rookies Cup       CEV Moto3 / JuniorGP
             │                       │
             └───────────┬───────────┘
                         ▼
                   Moto3 世界選手権
となります。おぉ、わかるような、わからんような。個人的には納得できました。 ただ、実際にはティーンエイジャー(死後?13~17歳くらい)の有力選手は、ATC・Rookies・CEV/JuniorGP・国内選手権を複数並行しながら、徐々に活動の中心を欧州へ移していく、という流れのようです。 小椋選手が今年は日本のサーキットで走りまくって話題をかっさらっているのも、あまりやる選手が少ないからなんでしょうか?

J-GP3の話はどうなった?

Moto3から遡る形で世界の流れを見てみました。 さて、5選手の国内の動きを整理していきましょう。 佐々木選手と小椋選手、そもそも全日本J-GP3に出てないんですね。地方選手権→ATCですね。 山中選手は2017,2018に出ていますが、必ずしも高順位というわけではなさそうです。それ以前にATCに参戦しているようです。(Challenge導入前、というワードが気になりますがあとに回します) 古里選手は「特別参加」、三谷選手は「Challenge」というワードが出てきてますが、とにかくJ-GP3には参戦しているようです。どちらも14,5歳ですね。 とりあえず古里選手と三谷選手のルートを見ていきましょう。

「特別参加」と「Challenge」ってなんだ?

例によってChatGPTが怪しい日本語で適当に名前をつけただけか?と思いましたけどさすがにそうではないようです。どちらも育成目的のようですが、さて。

J-GP3特別参加枠

2019年4月に設定された枠で、全日本J-GP3の各レースに若手(12-18歳)ライダーを特別に参加させて経験を積ませよう、という趣旨のようです。当然ある程度早くないといけないようです。参考:https://archive.mfj.or.jp/user/contents/race/race_detail/Paid%3D4286_detail.html
    • 地方選手権NSF250R Challengeの参加者
    • 希望する全日本開催サーキットで、全日本J-GP3コースレコードの105%以内の公式タイムを持つ
    • NSF250Rを自分で準備
    • NSF250R Challenge技術仕様
    • 1大会最大10人
    • MFJの選抜委員会が選考
という条件で、地方選手権で既に全日本レベルに(ある程度)近いタイムを出しているライダーを選抜して育成する目的の制度のようです。実際にJ-GP3のライダーたちと競う機会は貴重なのでしょう。ただし全日本ポイントや賞金は与えられず、実際に入賞してもそこは空位扱いで公式参戦してるライダーにポイントが代わりに入る、ということも無いそうです。 2019年の運用結果では、特別参加枠に11名が参加し、このうち4名が国際ライセンスに昇格、翌年から全日本に参戦することが可能となったようです(コロナ禍で実際どういう運用になったのかは不明)。そしてこの4名の中の1人に古里太陽選手が含まれています。

J-GP3 Challenge

MFJは2020年からGP3 チャレンジクラスを開設しています。(参考:https://archive.mfj.or.jp/PDF_files/2020MFJRR_shisaku_kokuchi191011.pdf) 公式から引用すると
全日本J-GP3クラスは、現行のJ-GP3クラスに加え、若手育成クラスとして「GP3チャレン ジ」さらに、「GP3特別参加枠※」の3構成のクラス構成として、若手選手がベテラン選手と実 践を通してスキルアップを行い、海外で活躍できる選手を育成するプログラムになります。
とのことです。 何が違うかと言うとライセンスと年齢ですね。 特別参加枠:12-18歳、ジュニア/国内ライセンス J-GP3 チャレンジ:13-19歳、MFJ国際ライセンス というわけで、特別参加枠で鍛えた選手をもう一段階上に上げるためのクラスがJ-GP3チャレンジクラス、のようです。 そしてこのチャレンジクラスも全日本J-GP3で混走することになります。特別参加枠との違いですが、
    • 決勝の総合順位に応じて全日本J-GP3ポイントを獲得する
    • Challenge選手同士のランキングも持つ
ということで、理論上は全日本J-GP3とチャレンジクラスのダブルタイトルも得られるということになります。 J-GP3チャレンジクラスの最大の特徴は
ランキング1位の選手は2021年IDEMITSUアジアタレントカップの年間出場選手に推薦されます
という点でしょう。さらに設立当時はATCもてぎ大会のワイルドカード参戦枠もあったようです。(参考:https://archive.mfj.or.jp/user/contents/race_result2019/gijiroku/pdf/2019rd02_gijiroku.pdf) 以上から、MFJは 地方選/特別参加国際ライセンス取得J-GP3 ChallengeAsia Talent Cup という流れを作った、ということになります。 この枠に沿って育成されたのが三谷選手になります。三谷選手は2022年にJ-GP3 Challengeで1位(J-GP3総合10位)でATCに参加しました。なので、前回の記事でJ-GP3の優勝者を調べてみてもそこには出てきていないが、ちゃんと世界選手権に到達した選手、ということになります。

残りの3選手を見ていく

うーん、とりあえず個別に見ていくしかないですね。行きましょう。

佐々木歩夢選手

時期 年齢目安 主な活動
2009頃 8~9歳 74Daijiroでポケバイ開始
2010–11 9~11歳 Daijiro Cup
2011 10~11歳 Daijiro Cup 74Daijiroクラス王者
2012 11~12歳 NSF100 HRC Trophy。秋ヶ瀬・桶川ジュニアランキング1位
2013 12~13歳 ミニバイクからロードへ。地方選手権参戦
2014 13歳 Asia Talent Cup一期生+筑波地方選J-GP3
2015 14歳 ATC王者+Rookies Cup
2016 15歳 Rookies Cup王者+CEV Moto3
2017 16歳 Moto3フル参戦
いきなり表が出てきました。信じてるぞ、ChatGPT…… DaijiroからNSF、地方選手権でそのままATC参加という流れのようで、ロードに移った時点ですべて優勝というぶっちぎりの早さだったみたいです。すごいな。 ざっくりまとめると Daijiro Cup→ NSF100 HRC Trophy→ 地方ロードレース→ ATC という流れで、全日本J-GP3は完全にスルーです。ATCにいけるだけの能力があればATCに行っちゃうんですね。

小椋藍選手

みんな大好き小椋選手です。今回のイギリスGPもスプリント2位、本レース4位だそうです。すごいなぁ(小並感)
時期 年齢目安 主な活動
2004頃 3歳頃 ポケバイ開始
幼少期 ~8歳程度 Daijiro Cupなどポケバイ
2010年代前半 9~12歳 ミニバイク・NSF100
2012 11歳 HRC Trophy ハルナ・ジュニアランキング 1位
2014 13歳 ロードレースへ。筑波・もてぎ地方選手権J-GP3
2015 14歳 Asia Talent Cup参戦
2016 15歳 ATC 2位+Rookies Cup
2017 16歳 CEV Moto3+Rookies Cup
2019 18歳 Moto3フル参戦
これだけだと割とよくある感じですよね。近スポでも小さい子どもが頑張って練習してるの見かけます。でも2012年以降が段違いですね。やっぱり速い子は速い、というところでしょうか。 2014年の筑波のJ-GP3年間ランキングは
    • 布施元紀 62
    • 佐々木歩夢 60
    • 小椋藍 49
だったそうです。(参考:https://www.tsukuba-circuit.jp/race/page/ranking/rc_ranking14.html) 2014年秋にATCのセレクションを通過、2016年にはランキング2位まで上り詰めたそうです。

山中琉聖選手

年齢目安 主な活動
2004頃 2~3歳 ポケバイ開始、3歳ですでにレース
2010~11頃 9歳 ミニバイクへ。ただしレースより練習中心
2014 12歳 CBR150でもてぎ地方選手権へ。MFJロードレースアカデミー年間生
2015 13歳 地方J-GP3+MFJアカデミー2年目+Asia Talent Cup
2016 14歳 ATC継続、国内J-GP3でも活動
2017 15歳 ATC 4位・1勝+Red Bull Rookies Cup 6位・2表彰台+全日本J-GP3スポット参戦
2018 16歳 Rookies Cup初優勝+Moto3 Junior World Championship、全日本J-GP3にもスポット参戦
2019 17歳 Estrella Galicia 0,0 Junior Team、Junior World Championship 5位・1勝+Moto3 WC 4戦
2020 18歳 Moto3世界選手権フル参戦
山中選手は(こういう表現が正確かはわかりませんが)ものすごいエリートっぽいですね。地方戦で戦いながらMFJアカデミー、さらにATCで活動というなかなかの状態です。というか12歳でATCセレクション突破しているようです。すごいなこれも。ただ、MFJアカデミーは2023年に募集中止して以降の情報がありません。

結論(やはり予想は予想通り外れた)

5人分ズラッと再度並べます。 佐々木歩夢 選手 国内ミニ → 地方選 → ATC → Rookies+CEV → Moto3 小椋藍 選手 国内ミニ → 地方選 → ATC → Rookies+CEV → Moto3 山中琉聖 選手 国内ミニ/MFJアカデミー → ATC → Rookies+CEV → Moto3 古里太陽 選手 全日本J-GP3特別参加枠 → 通常J-GP3 → ATC+Rookies → Moto3 三谷然 選手 全日本J-GP3 Challenge → 通常J-GP3+ATC → Rookies+JuniorGP → Moto3 当初の予想であった「(全日本)J-GP3である程度結果を出してからアジア・タレント・カップとかに参戦、そのままMoto3に参戦しているのでは??」というのは予想通り外れていました。 佐々木選手、小椋選手、山中選手の3人はそもそも全日本J-GP3に参戦しないまま、ATCに参戦していました。(山中選手はATC参戦以降に全日本J-GP3に参戦していますが、全日本J-GP3がATCの足がかりでなかったことは間違いないでしょう) 一方、2019年以降、J-GP3 特別参加枠やJ-GP3 Challengeクラスが設けられると事情が変わります。古里選手は特別参加枠を経験、三谷選手はChallengeクラスの優勝を経験して最終的にMoto3まで到達しています。 つまりJ-GP3は「王者になればMoto3を狙える」という素人目に分かりやすいステップアップカテゴリーではないということです。若い有望選手はJ-GP3の頂点に上り詰める前に、ATCから始まるRoad To MotoGPへのコースへと移っていました。そして新たに制定された特別参加枠やチャレンジクラスは、その流れとRoad To MotoGPを制度的に接続するための試みだったと整理できるでしょう。 というわけで、前回の「各クラス王者を追いかける」では育成がどうなっているのか全く分からなかったのも当然の話でしたね。世界へ行く選手を見つけるにはJ-GP3の年間王者ではなく、国内であれば地方選手権、特別参加枠、Challengeクラスの選手たちを観察する必要があります。 全日本ロードレース、やっぱり分からん。いやだいぶ分かってきたけど、結局今回も制度面ですからね。個別選手への着目は弱いです。

ここで一般目線に戻ってみる

記事作成の過程で色々理解が進んできたのは良いのですが、とりあえず前回の記事冒頭まで知識レベルを戻して考え直してみます。 私は8耐の観戦位はしますよ、くらいの温度感の人ですが、その立場からするとJ-GP3の育成機能としての側面をすぐに理解するのは無理があります。結局記事書こうと思って真面目に調べて理解して、ようやく、というレベルです。 もっと言うと、これから世界選手権に出てくるような有望若手ライダーの存在は今後も知ることすら難しいです。現状はATCに参戦している日本人選手に注目する、くらいで良いのかもしれませんが、そうすると10代中頃からいきなり世界で戦ってる姿しか見えなくて、日本国内で活躍している姿が見えにくいと応援もしにくいように思います。でもATCから更にRookies/JounirGPに行く流れを踏まえると、、やっぱり分からない。 まぁ、世界のレース(の下の方の枠)に日本国内の一般ファンの応援が必要な世界か? という身も蓋もない話もありますが……。たぶん野球で言ったらアメリカのメジャーじゃなくてマイナーリーグの日本人選手応援するようなもんですよね。たまーにテレビのスポーツコーナーで取り上げられてますけど、よほどの時しか出てこない気がします。 うーん、やっぱり分からない。ただ、私がわからないのは全日本ロードレースじゃなくて、スポーツ観戦そのものなのかもしれません。

完全に余談

ここまでスマホでも割と快適に記事が読めたと思いますが、今どき珍しくこのWebサイトは広告を一切使用していません。ドメインは無料のもの使ってますが、VPS借りたりとかは全部手弁当でやってます。まぁ120%趣味でやってるんで良いんですけど、少しでもありがたいと思ったら他のページにはアソシエイトリンクがあるページもあるので、気になるものがあったら読んでみてください。 というわけで、今日はこの辺で。

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