第6回
時期別の勉強法―3年2学期~受験―


第3節<2学期以後>

いよいよ受験勉強のメインシーズンです。僕の場合、2学期以後は平日も休日も休まずに勉強していました。気温も下がり体力的にも精神的にも辛くなってきますので、体調管理は気をつけてください。
 この時点でも、まだ習っていない部分が結構残っていますので、その部分を学校で習い、確実にマスターしながら、多くの問題に当たっていきます。
 僕の場合、この時期の休日は大体朝9時から夜9時まで塾の自習室に入ってました。休憩とかが入るのでこれで大体10時間ぐらいの勉強時間になりました。

第4節<センター試験対策>

先ほども書いたように、最後のマーク模試(センタープレテスト)から100点は伸ばすことが可能です。逆にいえば、最後のマーク模試までに、目標点から100点低いところまで点数を伸ばさなくてはなりません。マーク模試の偏差値なんて塾の認定を受けるぐらいにしか役立ちません。気にしないほうが精神的にも良いです。模試はあくまで自分の実力を分析するためにあります。分野別に点数が表示されるので、そこで弱い分野を補強するように勉強していけば、自然と「目標点-100点」ぐらいには達するはずです。
そしてセンター試験1ヶ月前になったら、ひたすら過去問題を解きましょう。旧課程のため時間は計れませんが新課程になっても十分有用な教材です。あと、各予備校から出ている予想問題で時間を計って解く練習をしましょう。制限時間は本番よりも1~2割短くして解きましょう。これは時間を計りながら二次・私大の過去問を解くときにも言えることです。本番で万全な状態で受けることが出来るとは限りません。多少負荷をかけて問題を解いていくと、本番でも多少余裕が生まれるのではないでしょうか。

第5節<センター以後~二次・私大>

センターから私大まではほとんど時間がありません。僕は私大を受けていないので私大対策については特に言えることがありません。
この時期は、基本的に塾のテキストや今までやった問題集の復習を続けていました。数学は過去問を解いて、学校の先生に添削してもらっていました。英語も英作文を見てもらったりしていました。

番外<ひとりごと>

さて、これで高校の後輩に伝えたことはほぼ全て書き終わりました。ですが、一応最終回を用意するつもりです。体験談や予備校講師が話していたことに基づいて、ある意味本当に「役に立たない」話を書き下ろそうと思います。