何故人を殺してはいけないのか


僕にとっては単なる道徳観の問題です。人を殺すのは何となく良くない。それだけです。

他のものから探してみると、社会性の崩壊。無数の人間が生活する中で、このようなことが普通に行われていては困ります。

後は、人の無限の可能性を奪う権限は誰にも無いということ。

人が無限の可能性を持っている理由は人の生きる意味を考えればわかる。人が生きる意味は無い。たかが60兆の細胞の集まりに意味が在るはずがない。意味というものは、他の物事に関連付けて生み出すという人間特有のものである。
そして、特定の物事の意味はその物事が終わってからはじめてわかるのだ。だから例えば、受験生が受験勉強に何の意味があるんだというのは全く持ってナンセンスなのである。受験が終了して、初めて受験勉強をした意味が判るのである。
つまり、コレを人生に置き換えると、自分が生きてきた意味は、死ぬ瞬間にしか判らないということになる。だったら、自分たちはどう生きればいいのか?簡単、今を精一杯生きることである。人は精一杯生きなければいけない。それが無限の可能性を生み出す。
それを奪い取る権利があると思いますか?もちろん自分自身の可能性も奪い取る権利はありません。精一杯最後まで生き抜くべきなのです。


2003年3月ごろ執筆
トップページへ 筆者へのメッセージ